将来、お金に苦労しないために今考えること
将来を思い浮かべてみてください。どんな未来が見えましたか?
私には夫婦で世界を旅してまわるそんな優雅な夢があります。
老後の資金を貯める
年をとった後の生活、いわゆる老後にはどのくらいのお金が必要か考えてことがありますか?
夫婦2人で最低限の生活を送るには22万円/月と聞いたことがあります。
しかしあくまで生活を送る最低限の指標だそうです。
それなりに心配がなく十分な生活を送るには、夫婦で30万円/月くらいは必要ともいわれています。
例えば、65才定年で25年後の90才まで生きたとします。人生100年時代ともいわれている中ですから、このくらいは考えておくべきでしょう
※内閣府ホームページより
夫婦30万円/月×12カ月×25年=9,000万円
ここで、サラリーマン人生 約45年間 平均年収400万円と考えると年金が
およそその半分の200万円/年と計算できるので、
年金200万円/年×25年=5000万円は、年金を当てにして考えると、
9000万円ー5000万円=4000万円
4000万円は自分たちで何とかしなければならない金額になります。
このように計算してご自分の必要な金額を概算でも割り出しておくと、老後資金として貯めなければならない目標金額が明確になります。
インフレのリスクを考える
アベノミクスの始まったころに黒田総裁が出てきて日銀としての金融政策をいろいろ発表していた報道が記憶に残っていますが、政府は3%インフレを目指して進めています。
インフレによる物価の上昇で、お金の価値は相対的に下がることになります。
3%/年の物価上昇した場合、どうなるか?
例えば100万円の価値を考えたときに、来年は97万円の価値になりその次の年は94万円になり…10年後には約73万円、20年後には約54万円になってしまう計算になります。
つまり、今持っている100万円で年3%のインフレが進んだ20年後に買えるものは、今54万円くらいのものというわけです。
どうやったら100万円の資産をそのままの価値で保持できるかと考えたときに、簡単な答えは、年利3%の利息が付く銀行に預けることで回避できます。
すなわち100万円を来年は103万円にして次の年は106万円にして…という物価にあわせてお金を増やしていく必要があるということです。
円安への対策
もう一つは、世界との関係と言うか、日本だけにすべてを委ねないということも将来を考えるのに重要な部分です。
世界の人口は増え続けており、今後も世界全体の経済は成長すると言われています。
逆に日本はと言うと、人口が減りこれからの経済成長は誰もが首を傾げるのではないでしょうか?
このような予測からは、円安になることは容易に想像できると思います。
しかし、もちろん将来のことは誰もわからないです。
ただ、円高・円安/ドル高・ドル安のリスクに対応するためには、円だけではなくドルをはじめとする日本円以外の通貨を持つことを考えるべきだと思います。
資産を通貨を分散させて海外に持つことは、日本自体が破綻するようなときにもそのリスクを回避することができます。ハイパーインフレやそれによる銀行封鎖等がある未来も全くないとは言い切れません。
最近ではコロナ対策やオリンピック延期等に関して、国は更に国債発行という多額の借金を増やしており、破綻リスクに対する心配は尽きませんよね。
まとめ
結論としては、
- 老後に向けて4000万円程度を貯めておく。
- 財産は年利3%以上で増やしていくことを目指す。
- 円だけでなくドルや他の通貨へも分散させて資産を保有する。
これができれば、将来に苦労しない生活が待っているでしょう。
そうは言っても「これは無理!こんなの簡単ではない!!」と思う人がほとんどだと思います。
なぜなら、日本の銀行の普通預金の金利は0.001%ですし、日本の銀行で外貨預金なんてしてもペイオフ対象外で困ったときのリスクが回避できていません、そもそも日本の金融機関を通して外貨を持った形をとっていても、本当に円以外の通貨を持ったことにはならないと思います。
しかし、視野を広げれば誰でも可能性は見えてきます。
日本は金融鎖国状態ですので考えや情報が偏っている傾向が強いです。金融商品も手数料目当てがほとんどで金融機関は利益が出るが、投資家にはろくな利益が出ないのがほとんどです。
つい最近のニュースを見ていても、ゆうちょの投資信託商品41本中39本が元本割れと出ていました。
ですから、視野を広げて海外にも目に向けると全く別の考え方で資産を増やしてくれるのです。
手数料は少なく、増えた分に対してフィーをとる方式が多いので、金融機関も投資家のお金が増えた方が、多くのフィーを貰えます。すなわち、投資家のお金を増やせば増やすほど儲かるわけです。ベクトルが一緒になっています。
そして運用に関しては5~10%くらいで増やしている実績があるものもそんなに珍しくはありません。
銀行の利息だって同じく5~10%、新興国では20%以上だってあります。カントリーリスクがあるので新興国は私はお勧めしませんが。
とにかく視野を広げて、結論の3つを考えながら自分の資産を作ることを考えていきましょう。
若いときは資産形成から、ある程度のお金を既に持っている人は資産運用をして目標の資産を作って行けば良いと思います。
老後までに資産がきちんと作れていれば、あとはその利子や運用益だけを使って行けば、資産自体はほとんど減らず思い描いた夢をかなえていくことができると思います。
そして、自分が天に召すときにも子供たちにしっかり資産を残してあげることもできます。
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<もうちょっと>
コロナの第二波が来ています。
気を付けていてもどこでウイルスに遭遇するかわかりません。
本当に怖いですね。
7月からは東京へ週に1~2日出張に出かけていたのですが、今週は出ませんでした。
出張に行くとなると妻と娘がものすごく心配してくれるので、こんな状況で不謹慎ですが、
頼りにされているのかな?私のことを大切に考えてくれている?と少しうれしいこの頃です。
ただ単に家庭にコロナを持ってきてほしく無いだけかもしれませんが…(笑)