複利のチカラ!? 人類最大の発明を利用しよう!
複利とは知っていても、身近に上手く使っている人はいますか?
というより複利の本当の力に多くの人が気が付いてないのではないでしょうか?
複利は、預けた元本に対して(1+金利)の年数乗(年利の場合)にて元本が増えていくのです。
例えば、10%の金利の銀行がった場合に20年預けたら
(1+0.1(10%))の20乗です。
1年目からのふえる係数を20年目まで計算すると、
- 1.1
- 1.21
- 1.331
- 1.4641
- 1.61051
- 1.771561
- 1.9487171
- 2.1435888
- 2.3579476
- 2.5937423
- 2.8531165
- 3.1384281
- 3.4522709
- 3.7974979
- 4.1772476
- 4.5949723
- 5.0544695
- 5.5599164
- 6.115908
- 6.7274988
金利10%の銀行に20年間預けた場合の単純計算は、約6.72倍ということになります。
もし、40歳の自分が500万円をこの銀行に預けた場合、60才の時には
500万円×6.72倍=3360万円 になります。
かなり増えていますね!
しかし、現在の日本の金利は、メガバンクの普通口座で年利0.001%
日本中探してもせいぜい良くても年利0.3~0.5%程度ではなかったかと思います。
そんな日本の現状からだけで考えれば、
年利が10%なんて夢のような話に思われます。
実は日本でも25年~45年前には郵貯でも最高で12%の年利が付きました。
この期間の約20年間の平均は年利8%くらいになっていました。
海外で考えると現在の日本の年利は、極端に低く異常なのです。
日本の感覚では、年利で5%とか10%つくと言うと「怪しい!」という人も多いでしょう。しかし、多くの海外の国民からすれば、日本の0.001が「怪しい!」となるのです。
そうです、海外で見れば5%~10%くらいの年利で預かってくれるところは結構あります。もちろんカントリーリスク等もついて回るので金利が高ければいいということではありませんですが……。
少し脱線したので元に戻すと、
こうやって数字で見ると複利のチカラは、物凄く資産を増やしてくれます。
この複利の本当のチカラを理解したときには、お金の預け場所として金利の低い日本の銀行の中からだけ見て選ぶのではなく、もっと視野を広げて世界の中から選ぶという選択肢も「有り」又は「有りよりの検討してみたい」になることも自然なことだと思います。
もっと、人類最大の発明の「複利」を自分の人生にも活用するべきではないでしょうか?
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<もうちょっと>
ちなみに、1998年の外為法改正により、海外での預金は法律上でも認められています。
その一方で海外への資金流出を防ぐ為に、国は国民の金融リテラシーが低いままでいるのを良しとしてしまっているように思えます。
そして、金融意識の遅れを盾に金融に関して鎖国のような状態が維持されてしまっているような気もします。
もっともっと、国民一人一人が自分の豊かな人生の為に、お金の勉強をすることが必要だと私は思います。
頼りにならない年金がろくに貰えない時代になっても、しっかり準備をして誰もが悠々自適な老後をおくれるような世の中になるといいなと思います。