【お金の勉強】なぜ資産形成が必要なのか? 資産形成に注意する2つのポイント
2019年に老後に2000万円が不足するという金融庁の試算がTVで話題になったのですが、あれから1年半以上たちますが皆さんは何か備えを始めたでしょうか?
ただ、年が明けた2020年の早々にコロナウイルスが世界中に恐怖を与え、今もなお、その猛威は続いています。
老後に2000万円どころではなくなっているかもしれませんね。
しかし、何もしない間にも年はどんどん取っていきます、時間はどんどん老後へ向かって進んでいってしまいます。
なので、改めて金融庁のレポートを確認し、なぜ資産形成が必要なのかについて考えて効率よく進めていけるように整理したいと思います。
なぜ資産形成が必要なのか?
まずは確認、金融庁の資料より「人生100年時代における資産形成」2019年4月
これは、人生100年と考えたときに65歳から95歳の夫婦で必要な金額が9500万円~1億1000万円として試算を始めています。
資産形成の必要額として1500万円~3000万円となっていますが、普通のサラリーマンが記載されているより年金や退職金はもっと少ないのでは無いかと疑問に思います。
そうだとすると、資産形成に頼る部分がもっと大きな金額になるはずです。
すなわち、なぜ資産形成が必要なのかでは無く、資産形成無くしては、老後の生活は維持できないか、または貧困で寂しいものになってしまう可能性が高いという結論になります。
早く状況に気が付いて手を打っていく必要があると私は考えています。
資産形成に注意する2つのポイント
先ずその1は、インフレを理解しそれに対応することです。
インフレは、簡単に説明すると物の価値が上がり通貨の価値が下がることです。
1980年から現在まで年平均2.7%のインフレになっています。近年はデフレ傾向もありますが、政府は年2%のインフレ誘導をしておりこの先長い目で見るとインフレになる傾向だと考えられます。
インフレは「見えないスリ」とも言われ、私たちのお金の価値を少しずつ下げていいきます。昔100円で買えたものが、300円、500円となっていくようにインフレによって、持っているお金の数量(枚数等)が減るわけではありませんが、その価値はジワジワと下がってしまうのです。
相対的にお金が減っていることになってしまいます。
ではどうすれば良いかということですが、先ほどは話が出たように政府が2%のインフレ誘導をしているなら、少なくとも2%以上で運用する必要があると言ことなのです。
ポイント1:インフレ率以上に運用率を上げる
次に2番目ですが、通貨を分散させるということです。
よく投資は分散が重要だ、同じ籠に盛らないようにとか言われますが、多くの日本人がやっている分散は、種類の分散です。
例えば、株、投資信託、不動産、保険とか種類を分けて運用していることが多いです。
しかし、本当にすべき分散は通貨の分散です。
海外の富裕層は、資産を数種の通貨に分けて保有しています。それは通貨を分散していることでカントリーリスクを避け、万が一のことがあっても自分の資産を守ることができるからです。
日本人だから日本円という考えしかない人がもちろん多いと思いますが、
例えば資産の半分をドルに分散していると、円安/ドル高の時は円資産が下がりますが、反対にドル資産が上がります。
世界の通貨の60%くらいを占めるドルを持っていれば、もし4%程度しかない日本円が暴落しても、安心ではないでしょうか?
ポイント2:できれば資産半分のドルを持つ
但し、これには持ち方を考える必要があります。
日本でドルを持つと言うと外貨預金を考える方が多いかもしれませんが、それは日本の銀行を経由して持つことになり、カントリーリスクは回避されていません。
それどころか、外貨預金はペイオフ対象外なのでその銀行にが破綻したときは一銭も帰ってきませんのでご注意ください。
まとめ
資産形成の必要性を認識し、ポイントを押さえて適切に運用を行っていくことで老後にお金が足らなくて寂しい思いをすることが無いようにしたいものです。
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<もうちょっと>
私は、息子の進学で老後に向けて貯めていた貯金を崩さなければならなかったので、改めて老後のお金必要性を感じ、より効率的に貯めていきたいと考えるようになりました。
金融の勉強を始めて海外の富裕層の考え方を本を通して学ぶ中で、日本と海外の金融の仕組みや効果に大きな違いがあることを知りました。
日本人のほとんどが知らない、とても有益情報に触れることができ今は将来が明るくなりました。
きちんと知識をつけてから資産形成や資産運用をして行けばより効率的だと思います。
今後も多くの人に知ってほしい思います。