副業リーマン       ~収入UP大作戦のBlog~

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日本独自のお金の常識で大丈夫!? もっとお金の勉強しないと貧乏になる

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日本人のお金のリテラシーが低いということが言われていますが、「私たちの日本は裕福ですし、貧しい国では無いのでそんなことは無い」と思っている人が圧倒的に多いと思います。

 

そういう私もそう思っている一人でした。

 

しかし、マスターカード社 の調査では、総合財務リテラシーはアジア14カ国中最下位になっており、特に投資に関する部分では断トツで点数が低い状態です。

 

自分の考えていたものと何かが違っているとすれば、もっと広い視野で世界と比較しながら自分の立ち位置を確認して、その上で改善していく必要があると私は考えます。

 

特にお金の話は人生を豊かにするかどうかにも大きくかかわった来る要素なので何とかしないといけないですよね。

 

そういう観点で「世界」と「日本」ということを考えると、

 

そもそも日本は島国の中ですので、世界から見ると、多くの国が陸続きで繋がり、文化や考え方等が交流し合う状況とは少し違っていて、どちらかと言うと独自性が出てきてしまい易いのだと思います。

 

また、日本人のパスポートの保有率は近年増加してきているものの24%程度です。海外の情報と比較したり文化と交じり合う経験がある人もそんなに多くない為、閉鎖された考え方になっているとしても不思議ではありません。

 

結論を言うと、世界にも目を向けて金融の勉強をしていると、お金に関して言えば日本の考え方や常識は世界のそれとは違っていると思います。そもそも世界ではお金の教育がされていますが、日本ではきちんとしたお金の教育がされていません。

 

やっと、2022年からは高校の授業で金融教育がされていくと新聞にも出ていましたが、

アメリカが20年も前に金融教育が始まっています。

 

金融教育を続けているアメリカは、20年間で家計金融資産を約3倍にも増やしています。一方日本は1.5倍にもなっていません。(金融庁作成資料より)

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ただ、日本が伸びていないのは、世界とは違う日本独自の国の作った仕組みや売る側の手数料構造等の問題も大きいのですが、

 

そこには、世界を知らないに金融リテラシーが低い日本国民には、それがまかり通る状態でもあります。

  

また、日本人の金融リテラシーが低い証拠でもう一つ上げると、家計資産の多くを現金・預金で持っているというところが上げられます。

 

そう、日本人は貯金と保険が大好きです。

銀行預金の金利は、メガバンク普通預金で年利0.001%、ネット銀行で優遇金利のご紹介と案内が来ますが優遇されても年利0.04%しかありません。

 

過去の両親や祖父祖母の時代には、日本国内の銀行の貯金が本当に良かった。年利8%とか12%とかがあったのです。

 

それゆえに、「貯金は良い」という教育だけが根付いてしまっているのです。

  日本経済新聞の記事では、家計資産の現預金残高が1000兆円を超えているのです。

 

引用:日本経済新聞(2020年12月21日)

日銀が21日に発表した7~9月期の資金循環統計(速報)によると、9月末時点の企業の現預金残高は前年同月比14.3%増の309兆円と、さかのぼれる2005年以降で最高となった。家計も4.9%増の1034兆円と伸び率、残高ともに過去最高を更新した。新型コロナウイルスの先行き不透明感から手元に資金を置いておく企業や家計の姿が浮き彫りとなっている

 

話を戻しますと、どうして年利0.001%銀行に預金をするのがリテラシーが低いかということですが、

 

「なぜだろう?」と思った皆さんは、 

「いくら0.001%でもお金は減ってないのだからいいじゃないか!」と思っているのではないでしょうか?

 

しかし、それが資産を守るという点ではその見解は間違いなのです。

すなわち、お金の価値が減っていくことに気が付けていないことが問題です。

 

簡単に説明すると、

 

お金の数量(枚数)は確かに減ってはいません、そして年利0.001%でも少なからずその分は増えています。

 

しかし、その価値はどうでしょうか?

世の中にはインフレ、デフレというものがあります。

ここ20数年はデフレ傾向と言われていますが、お金の価値はこのインフレ、デフレにも左右されます。

 

そして政府はずっとインフレ2%に誘導するように動いています。アベノミクスの当時の日銀の黒田総裁もテレビの会見の時に「2%インフレを目指すと」はっきり言っています。

 

すなわち、今後日本経済が年2%インフレに行ったとすると、お金の価値は2%づつ下がっていきます。0.001%でなく年利2%以上で増やしていかないとお金の価値は減っていってしまうことになります。

 

これらのことから、とにかくお金の勉強は早くして対策をした方が良いと思います。

なぜなら、お金を増やすにもある程度の時間がかかりるからです。

 

実際に今まで通りの日本独自のお金の感覚のままでいる人と、気が付いて行動を起こす人ではどんどん差が生まれてきます

 

ゆえに今まで通りの人は、気が付いて勉強・行動している人が増えるに連れて相対的に貧乏になっていくのです。

 

先ほど紹介したように2022年~高校教育で金融の授業が始まると、その10年後過ぎ位からは、パソコンの教育がそうであったように徐々に世の中の考え方が変わってくると思います。

 

そうなれば、投資をして資産形成をする人が増え、逆に貯金だけをしている人が減るでしょう。

 

だから、少しでも早く勉強して本当のお金の常識を身につけ、自分の資産の形成・運用・保全をより良い方向へ今のうちからコーディネートしていった方が良いと思いませんか?

 

将来の不安や未来への希望に向けて個々にきちんと考えて、そして解決したり達成するための勉強を少しでも早く始めることを是非お勧めしたいです。 

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<もうちょっと>

今日の記事の中で日本人は保険も好きだという話をしましたが、

 

日本人が保険にかけている総額はアメリカ人のそれとほぼ同じくらいの金額だそうです。

「何だ、それなら世界基準並みか」と思ってはいけません。

 

アメリカの人口は3億2000万人くらいですので日本の3倍です。

すなわち、日本人はアメリカ人の3倍も保険にお金を使っているのです。

 

日本の社会保障はかなりいと思います。

保険に入っていなくてもそれなりに健康保険でそれなりに保障されますし、高額療養費制度により、高額な入院費もある程度の負担で済みます。

 

私は、ライフプランに合わせて見直しながら安い掛捨て保険でも問題ないと思います。

そして保険とは別に資産形成をしてお金を残しておいた方が良いと思います。

 

とにかく、無駄に高額の保険に入っているケースがあれば、これもお金に対するリテラシーが低い為だと思ってしまいます。

 

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